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楠先生講演会

尊敬する楠先生を医科歯科大学にお呼びしてご講演して頂きました。IMG_3868

以下は僕の後記です。
歯周初期治療でいったいどこまで治せるのか?誰もが感じている疑問ですが、その答えは、長期的に観察された結果でしか検証できません。今回、ご講演頂いた楠先生の症例は、驚きの連続でした。重度の侵襲性歯周炎が、30年を経て骨を回復して維持されている。それも「色々なパターンの症例」において。歯科医師と衛生士が、本気で歯周病に取り組んだ楠歯科医院30年の歴史をお示し頂きました。

歯周初期治療の成功の秘訣はどこにあったのでしょうか。私は、当たり前の事を正確に長期にわたりやり続ける先生の姿勢にそれを感じました。規格化された写真を撮って症例を観察する。それ一つをとっても、その重要性を認識するビジョンを持つ事、スタッフを訓練し代々に継承していく事、それを活用して活かす事など、色々な努力と才能と意思が必要になってくるのです。当たり前の事の積み重ねが、驚きの結果を生む。その重要性と素晴らしさを教えていただきました。まったく医科歯科には凄い先生がいるものです。

 

院長 吉富信幸