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日本顎咬合学会学術大会
こんにちは、歯科医の下井一浩です。
6月10日、11日と東京国際フォーラムで開催された日本顎咬合学会に参加させていただきました。
今回初めて参加させていただいたのですが、会場の規模の大きさと人数の多さにとても驚きました。講演内容も多彩で、咬合・補綴治療のみならず歯周病治療や歯内療法に関しても著名な先生方が登壇されており、日々の臨床をステップアップさせるためのヒントになるようなお話を聞くことができて大変勉強になりました。
中でもChristian S.Stohler先生による特別講演の「Trends Affecting the Practice of Dentistry Adapting to and Embracing the Future Oral Health Care Environment」では、現在の世界及び日本での歯科医療の潮流・あり方について述べられており、大変興味深いものでした。
大まかになってしまいますが、今後超高齢化社会が進むにつれて私たちが目指すべきはいかに健康寿命を延ばしていくかということであり、その中で食生活というものが非常に重要で、そこに携わるのは口腔機能の健康を維持する我々歯科医であるということを述べられていました。
普段臨床の場においてはついつい治療の内容であったりに目が行き、「木を見て森を見ず」になってしまいがちです。それでは口腔の根本的な健康の維持にはつながらないと思うので、常に「木も見て森も見られる」歯科医になれるよう意識していきたいと思います。
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